借金苦に陥ると具体的になにが苦しいのか、そして借金苦から逃れる方法は

借金苦に陥ると具体的になにが苦しいのか、そして借金苦から逃れる方法は

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2018.08.14

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

収入に対して債務の割合が多くなり、毎月、何度も返済しなければならなくなったり、あるいは督促を受けたりして、金銭的、精神的に追い詰められた状態になれば、それは「借金苦」といえます。借金苦の状態から抜け出すのは相当困難ことであり、ただ手をこまねいているとやがて周囲の人間を巻き込んでしまう可能性もあります。できるだけ早く第三者にSOSを出すようにしましょう。

 
 

借金によって金銭や行動面での自由が奪われ、社会から孤立してしまう

 
 

なぜ借金がかさむと人は苦しみを抱くのでしょうか。まず挙げられるのが金銭的な自由を奪われてしまうということです。普通の生活を送っている人であれば、収入のうちの何割かは自由に使えるお金になりますが、借金苦に陥っている人の場合、最低限の生活費を差し引いた残りは、すべて返済に充てないといけないというケースが少なくありません。趣味にお金を使う、他人との交際に使うといったことが一切できなくなり、相当なストレスを感じてしまうわけです。

 
 

金銭的な自由を奪われれば行動も制限されてしまいます。誰かと飲みに行く、気晴らしに旅行へ行くなどということは不可能になるので、ただ漫然と家で過ごすしかなくなってしまうのです。また、風邪を引いた、歯が痛いといったことが起きたとしても、治療費を払うことができないので病院には行かず、家でじっと我慢しなければならないということにもなるでしょう。

 
 

次に、人に追い立てられるのがつらいということが挙げられます。借金が多くても収入で予定通り返済していけるのであればいいですが、多重債務に陥っているような人は返済期日を過ぎてもお金を返せないことがよくあります。もし、借入先が五つあったら、その五社から督促の電話がかかってくることになるわけです。督促されても返済のあてがないので電話に出たくないと無視していると、一日に何度もかかってくることになるので、五社もあれば、一日の督促電話の回数が数十に及ぶこともあり得るでしょう。呼び出し音が絶え間なく鳴り響く中、お金がないのでどこにも行くことができず、ただ耳を塞いで過ごすしかないという状況はとてもつらいものです。

 
 

そして、借金をしている事実が家族などにばれてしまう、あるいはばれるかもしれないと不安に思う状況が続くのも苦しさの要因です。たとえば、督促の電話は電話線を引き抜くことでシャットアウトすることができます。しかし、ずっと督促を無視していると消費者金融や銀行の社員が家を訪ねてくることになります。彼らはお金を回収するためにやってくるわけですが、もう一つの目的として、債務者の状況がどうなっているのか様子を見にくるのです。

 
 

自分が会社に行っている間、銀行や消費者金融の人間が家にきて、妻が応対し、妻に借金のことがばれて、それが原因で離婚なんていうことになってしまったらどうしよう。そんなことを毎日考え続けなければなくなるのは精神的にかなりきついでしょう。
社会から孤立するというのも、借金を抱えている人が苦しむ理由です。お金に余裕がないので遊びに誘われても断らなければならず、いつしか誘われなくなってしまい、相談しようにも、「借金で苦しい」と口にするのがみっともないと思え、結局、一人で悩み続けることになってしまうのです。
相談しなければ、当然、誰にも助けてもらうことができず、延々と借金がある生活に縛られることになってしまう。まさに地獄のような生活といえるのではないでしょうか。

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 
 
 

 
 

 
 

 
 

借金苦から逃れるには借金で悩んでいるということを人に話すこと

 
 

では、借金苦から抜け出す方法はあるのでしょうか。まず、家族や親戚に助けを求めるというものがあります。借金で悩んでいるということを他人にいえずに苦しんでいる人であれば、家族に告白するだけで解決するかもしれません。というのは、家族が本人の代わりに借金を返してくれるということが期待できるからです。カードローンでお金を借りる場合、借りることができるのは契約者本人のみと決められていますが、債務者以外の人間が借金を返すことは代位弁済と呼ばれ、なんの問題もありません。実際、親や親戚が自分の代わりにお金を返してくれたことで、人生をやり直すことができたという人は大勢います。

 
 

親に迷惑をかけたくない、あるいは親や親戚には財産はなく、到底、自分の代わりに返済してもらうことを期待できないという場合は弁護士と契約し、債務整理するという方法があります。たとえば、裁判所に対し、「自分の能力ではこれ以上、借金を返済することはできないので、破産を認めてほしい」という申請を出す、あるいは債権者に対して、「利息と元金を合わせた債務を返済していくことはできないので、元金だけを分割で返すという条件で和解してほしい」と申し出るといった方法で借金を整理するのです。

 
 

前者は自己破産、後者は任意整理と呼ばれる方法で、自己破産が裁判所に認められれば、借金の返済義務はなくなります。誰かに債務整理をしたことがばれると困るという場合は任意整理を選ぶといいでしょう。自己破産に関する情報は公開されますが、任意整理による債務整理は非公開だからです。

 
 

収入がまったくない場合は、多重債務者に協力的なNPO団体などに相談してみるといいでしょう。そうすれば、自己破産手続きを自分で行うことで債務整理にかかる費用を最小限に抑えるという方法や、あるいは料金後払いで自己破産手続きを行ってくれる弁護士を紹介してもらえる可能性があります。また、自己破産とともに、生活保護の申請も協力してくれるかもしれません。

 
 

現在、住んでいるところを出て、行方をくらますという方法もあります。よく、「夜逃げ」と呼ばれるものです。住民票を移さずに転居すれば、借金を返済しなくても債権者は債務者がどこにいるのかわからないため、督促を行うことができず、平穏な生活が送れるようになるという方法ですが、夜逃げはリスクが相当高いといえます。

 
 

まず、生活基盤を完全に失ってしまうので、転居先で勤め口や子供の学校を一から探さなければなりません。当然、それまで築いてきた人間関係も失うことになります。友人と連絡を取り続けていれば、債権者が友人から話を聞き、転居先を突き止めてやってくるかもしれないからです。転居先がばれてしまったら夜逃げに使った費用は無駄になってしまい、状況も以前より悪化してしまうでしょう。また、債権者にばれなかったとしても、「いつかばれてしまうかもしれない」とびくびくしながら暮らすのはつらいものです。そのため、夜逃げするお金があるなら、債務整理の費用にあてた方がトータルではうまく可能性が高いかもしれません。

 
 

 
 

 
 
 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

まとめ

 
 

借金苦の状態を放置して好転することはまずありません。借金苦の状態に慣れるということはあるかもしれませんが、いずれお金がどうしても必要な場面が出てきて、そこで用意できずにさらなる苦労を背負うことになります。つまり、借金苦には底は存在せず、借金があるうちは果てしなく落ちていく可能性が高いのです。
 
 

借金で苦しいながらも平穏といえる状況であれば、今のうちに改善をはかった方がいいでしょう。また、借金で精神的に苦しい場合はストレスで潰れてしまう前に手を打つべきです。

 
 

多重債務に陥っている人は全国でも相当数いて、決して珍しいわけではありません。弁護士などは借金苦の相談にある意味慣れているので、相談することを恥ずかしがらなくても大丈夫です。いきなり対面で相談するのは気が引けるのであれば、メールで相談できる多重債務問題の窓口も存在するので、利用するといいでしょう。

 
 

 
 
 
 

 
 

 
 

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