借金返済ができなくて・・踏み倒してしまった場合のデメリットとは

借金返済ができなくて・・踏み倒してしまった場合のデメリットとは

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2018.10.20

 
 
 
 

 
 
 
 

 
 

雇用が不安定ななか、借金の返済で苦しんでいる人はたくさんいます。そのなかには、借金を踏み倒すことができればどんなによいか、と考える人も少なくないでしょう。実際に、借金を踏み倒す人も存在します。しかし、本当に借金の踏み倒しはできるのでしょうか。また、借金を踏み倒すことによって、どんなデメリットがあるのでしょうか。

 
 

正当な借金踏み倒しの方法

 
 

借金を踏み倒すのに一番リスクが少なく、法に則った方法は債務整理です。債務整理には特定調停、任意整理、個人再生、自己破産の4種類があり、それぞれメリットとデメリットがありますが、正当な方法で借金をなくす、減らすための賢い方法です。ただし、いずれの場合も弁護士に依頼するなど費用がかかるというデメリットがあります。例えば自己破産の場合、裁判所に払う予納金や、弁護士への着手金や成功報酬を含めて、20万円から60万円の費用がかかります。

 
 

弁護士に依頼せずに自分自身で手続きをすることもできますが、作らなければならない書類の多さや煩雑さを考えると、弁護士に依頼したほうがよいでしょう。弁護士費用については、弁護士によっては分割払いにしてくれることもあります。また、自己破産後、約5年から10年間、クレジットカードが使えなかったり、借金ができなかったりするというデメリットがあります。さらに、免責が決定されるまでの間、士業などの職業に就けなくなります。また、住所氏名が官報に掲載されるというデメリットもあります。

 
 

時効援用で借金がナシになる?

 
 

しかし、弁護士に依頼する費用も払えない、お金がほとんどないという人は、本当に借金を踏み倒すしかないかもしれません。それが時効援用という方法です。時効援用とは、どんなに借金の取り立てが来ても返済せず無視を続け、借金の時効まで延々と待つという方法です。金融機関からの借金の時効は5年、個人からの借金の時効は10年です。時効を成立させるためには、一切借金も利息も返済してはいけません。一度でも払ったら、時効が無効になり、また最初からやり直しです。そのようにして時効が成立したら、最後に時効援用の手続きをします。時効援用の手続きとは、債権者に対して、時効だから借金は払わないという通達をすることです。これは通常、内容証明郵便で行います。

 
 

借金踏み倒しにはこんなにデメリットがあります

 
 

時効援用のデメリットは、時効援用という経歴が個人信用情報に残るため、今後一切、クレジットカードやローンが使えなくなることです。大きなものを購入するときも、現金一括払いにするしかありません。また、この時効援用は一見簡単な方法に思えますが、債権者は、利息も元金も1円も返済されない間、何もせず、黙って見ているわけではありません。債権者からは何度も電話がかかってきますし、当然、自宅にも訪問してきます。内容証明郵便で督促状がきます。

 
 

また、借金するときには当然、勤務先や実家などの電話番号を申込書に書きますので、債権者は債務者の自宅を訪問しても埒が明かない場合、勤務先や実家にも借金返済の催促がきます。それでも返済されないと、つぎに債権者は民事裁判を起こし、給料の差し押さえ、財産の差し押さえなどの強制執行という手段をとります。給料差し押さえの場合は、会社側に裁判所から給料差し押さえの通知がいきます。会社は、債権者の弁護士から指定された金融機関に、毎月、給料から差し押さえた金額を振り込みます。ですから、会社に借金を内緒にしておくことはできません。時効援用が成立しないのは、1円でも返済した場合、債権者から借金返済の督促状が来た場合、債権者が財産の差押えをしてきた場合です。ですから、時効援用を成立させるのは至難の業と言えます。

 
 

 
 

 
 

 
 

普通の生活は無理

 
 

会社に知られるにせよ、まだ給料がもらえる定職のある人は結局、少しずつ借金を返済することになります。しかし、定職についていない人、会社に居づらくなって失業した人、頼る親や兄弟、親戚のいない人は、借金踏み倒しのため本当に失踪し、隠れて生活することになります。もし結婚していたら、当然、家庭は崩壊しますし、子どもがいたら多大な悪影響を与えることになります。

 
 

どこかに逃げるにしても、住民票を動かすと、債権者にはすぐにわかってしまい、転居先が発覚します。もし住民票を動かさずに転居したら、健康保険証など公的サービスが一切使えなくなります。そうすると夜逃げのような方法で、債権者が追いかけてこないようなところに逃げ、住民票を提出しなくてもよいような仕事をして生活していくしかなくなります。なかには海外に逃亡する人もいるようですが、そこまで実行するのは大変難しいですし、普通の生活が送れるわけではありません。

 
 

借金の踏み倒しは考え直しましょう

 
 

借金踏み倒しのデメリットをまとめてみると、延々と債権者からの借金催促を無視し続けるのに大変な労力を伴う、今後一切、ローンやクレジットカードが使えなくなる、家族との縁が切れ、普通に就職することはできず、ホームレス、日雇い労働のような生活を送る、ということになります。借金の総額にもよりますが、これだけのデメリットを考えると、合法的に債務整理を行い借金の踏み倒しはしないほうが賢明と言えるでしょう。

 
 
 
 

 
 

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