断る方法も知っておきたい!借金の連帯保証人になる場合のデメリットとは?

断る方法も知っておきたい!借金の連帯保証人になる場合のデメリットとは?

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2018.10.12

 
 
 
 

 
 
 
 

日頃お世話になっている人や友人から借金の相談をされたら、できる限り力になりたいと思う方は多いでしょう。しかし、実際に助けるとなると様々なデメリットもあります。もちろん保証人と連帯保証人の違いなど、最低限の法律についても理解しておく必要があります。ときには断る勇気を持つことも大切です。まずは、これらのポイントを押さえて自分には何ができるのかを見極められるようになりましょう。

 
 

保証人と連帯保証人の違い

 
 

借金の相談をされたときに頼まれることといえば、「保証人」です。迷惑はかけないから、名前だけ貸してほしいと言われることも多く、場の雰囲気に流されて書類にサインしてしまう方も少なくありません。一般的に「保証人」と言われているものには、保証人と連帯保証人の2種類があり、それぞれの役割が持つデメリットも大きく違ってきます。両者を比較すると、連帯保証人の方がより重い責任を負うことになります。場合によっては、断る方法を知っておかなければならいといわれる理由は、まさにここにあるのです。

 
 

催告の抗弁権

 
 

催告の抗弁権は、保証人と連帯保証人のうち保証人にだけ認められている権利です。まず債権者は債務者に返済を請求しますが、もし返済が滞った場合には、保証人もしくは連帯保証人に請求することになります。しかしこのとき、債務者が破産していたり、行方不明になっていなければ、保証人は債権者に対して、債務者に先に返済を請求するように主張することができるのです。つまり、保証人には、「先に借金を返済する余裕がある債務者に取り立てをしてください」と債権者の請求を拒否する権利があるということです。
連帯保証人にはこの権利は認められていないため、どんな理不尽な理由があったとしても返済の請求を拒否することができません。

 
 

検索の抗弁権

 
 

検索の抗弁権も保証人にのみ認められている権利です。債務者が返済できる能力があるにも関わらず返済をしなかったり、処分できる資産を手放さなかったりする場合があります。このようなとき、債権者は保証人もしくは連帯保証人に返済を請求することになりますが、保証人であればこの請求を拒否して、先に債務者の資産の強制執行を主張できます。いわゆる資産の差し押さえのことです。しかし、この権利を行使するためには、債務者に資産があることを法的に証明する必要があるので、書面での証明が必要となります。
連帯保証人の場合は、返済の請求自体を拒否することができないため、返済の請求を受ければ返済の義務が発生します。

 
 

分別の利益

 
 

保証人が1人ではない場合は、それぞれが負う返済の金額が違ってきます。例えば、1000万円の借金のために1人の連帯保証人と5人の保証人がいたとしましょう。このとき、保証人が義務を負う返済金額は1000万円を保証人5人で割った200万円となります。これが分別と利益と呼ばれるものです。つまり、保証人の人数が多いほど、1人当たりが負う返済金額の上限は低くなるという訳です。
ただし、連帯保証人は保証人には含まれないため、人数に関わらず全額の借金について返済義務が発生することになります。

 
 

 
 

 
 

連帯保証人になるリスク

 
 

このように、保証人と連帯保証人の違いはとても大切なポイントです。連帯保証人には、借金をした人とほぼ同じだけの返済義務が発生することになります。催告の抗弁権がないために、借金をした人物が故意に返済しなかった場合であっても、返済の義務は免れません。つまり、連帯保証人の保証人はいない、すべての責任が自分に降りかかってくることを覚悟しなければならないということです。責任が果たせるだけの余裕があれば別ですが、ほとんどの人にとって連帯保証人は人生を狂わせるほどのリスクがあるといっても過言ではないでしょう。

 
 

連帯保証人の断り方

 
 

そもそも、連帯保証人を頼まれる間柄となると、親族や親しい友人というケースが多いのではないでしょうか。波風を立てたくない、穏便にことを済ませたいとは言っても、断る意思はきっちりと相手に伝えることが大切です。まずは、きっぱりとお金がないと言ってみましょう。どんな借金の保証人であっても、保証人になるからにはその人の信用情報の審査があるので、そこで返済能力がないと判断されれば連帯保証人にはなれません。
 
 

過去にブラックリストに載ったことがある、家のローンが苦しいなどといった人は、審査に落ちる可能性が大いにあります。仮にそういった事実がなかったとしても、きっぱりと断る理由が欲しいなら、自己破産をした経験があると言ってしまうのも良いかもしれません。自分の人生や大切な家族を守るためには、嘘が必要な場面もあります。明らかに審査に落ちてしまう人に連帯保証人を頼むことはないでしょう。

 
 

迷ったときにはきっぱり断る勇気を

 
 

保証人や連帯保証人には、多大なる責任がつきまといます。困った人には滅法弱いという方も、迷うような金額であれば、きっぱりと断る勇気を持つことが重要です。一度保証人や連帯保証人になると、容易にやめることはできません。もし断って人間関係が拗れてしまっても、その人とはその程度の関係だったんだと割り切ってしまいましょう。一時の感情で引き受けてれば、人生を棒に振ってしまう可能性だってあるのですから。

 
 
 
 

 
 

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