住宅ローン払えなくなったら・・任意売却を利用した返済の方法

住宅ローン払えなくなったら・・任意売却を利用した返済の方法

132view

2018.09.24

不動産を購入する場合に住宅ローンを組む方は多いですが、仕事環境の激変などによって「住宅ローン返済できない!」となる人も一定する存在します。そのような場合に採りうる方法として、任意売却や任意整理といった制度が用意されていますので、以下ではそれぞれのメリットとデメリットを中心に使い勝手を見ていくこととしましょう。

住宅ローンを組むにあたって

まず最初に、「住宅ローン返済できない!」などということになるべくならないよう、ローンを組む際にはある程度返済に余裕を持って組むことが重要です。余裕の持ち方としては、ローンの返済に生活費を加えても、十分に貯蓄に回す余裕があるくらいにしておくのがお勧めです。また、急激な金利上昇に備えて、借入金の全部または一部を変動金利にしておくというのも有効です。任意売却や任意整理はいざ返済に困った場合に有効な手段ではありますが、まずは借入時に以上の点を考慮するようにしましょう。

任意売却とはどのような制度か?

借入時にいくら注意したとしても返済に窮する可能性を完全に排除することは困難です。万が一の場合に取り得る方策の一つである売却ですが、これは住宅ローンの借入金を返済できなくなった場合に、金融機関の承諾を得て売却する方法です。通常は、売却した金額でローンが完済できない場合には、金融機関が抵当権の抹消に同意せず所有者が自分で売却することはできないようになっていますが、弁護士などの専門家の力を借りて金融機関と交渉し、売却を認めてもらうのが任意売却です。金融機関の側としても、債務者が自己破産などになっては元も子もありませんし、わざわざ抵当権を行使して物件を差押え、競売にかけたうえで現金化するというのもそれなりに手間とコストがかかる作業ですので、できれば所有者が自分で現金化してくれて、借入金の一部でも返済してくれるのであれば、それにこしたことはないと判断するケースも多いのです。

任意売却のメリットとは?

この自己売却のメリットは、大きく3点あります。まず第一に、なるべく市場価格に近い価格で売却が可能ということです。競売の場合には人気物件でない限りは入札者が少なく安く売られることも多いですが、任意売却であれば自分で売り出し価格を決められますし、あまりに安い金額で購入しようとする人がいた場合には売らなければよいだけですので、安値で売却を強いられることを避けることが可能です。次に2番目のメリットは、近所に知られずに売却が可能ということです。仮に差押えや強制執行を受けた場合には、その事実が公になるため、近所の目が非常に気になるところですが、任意売却の場合にはその心配はありません。また、第3の利点として、任意売却の場合には初期コストが不要ということが言えます。基本的に必要な仲介手数料等の費用は成功報酬制で後払いが可能ですので、売却金額を得てから支払うことで問題ありません。

任意売却のデメリットとは?

任意売却のデメリットはいくつかありますが、メリットと比較するとそれほど大きくはありません。例えば、売却が長期に及び延滞期間が長くなると信用情報が損なわれると言ったことや、もし住宅ローンに連帯保証人が付いている場合にはその者の同意なく任意売却できないこと、またあまりに安い価格で任意売却しようとする場合には金融機関の同意が得られないと言ったことがデメリットとして考えられますが、そこまでして売らなければならないケースは稀ですので、さほど問題にはならないでしょう。

任意整理のメリットとデメリットとは?

次に、任意整理というのは、自ら借入先の金融機関などと交渉して債務を一定程度軽減してもらう制度です。自らと言っても弁護士などの専門家に依頼することは可能ですので、不慣れであればそのような専門家に依頼するのがよいでしょう。この任意整理のメリットとしては、何と言ってもうまくいけば債務の負担を軽くすることができるということです。しかし、当然ながら何の見返りもなく債権者が軽減に応じてくれることは考えられませんので、軽減を認めてくれた場合には確実に残存債務が返済されるということを示す必要があります。

そのためには、前述の任意売却と組み合わせて市場価格以上で不動産が売却できることを持って返済能力を示すということが良く行われます。不動産は手放さざるを得なくなりますが、それによって債務を軽減したうえで返済まで完了することができることから、任意整理と任意売却を組み合わせるというのは非常に有効な債務返済策といえます。なお、任意整理のデメリットですが、基本的にはないと思っておいて問題ないでしょう。交渉するだけなら余計なコストはかかりませんので、返済が不可能と思った場合にはまずは金融機関に話をしてみても損はありません。

「住宅ローン返済できない!」という場合の任意売却と任意整理による債務軽減策の費用等のデメリットはない

以上で見てきたように、借入金の返済に窮した場合に、任意売却と任意整理を組み合わせた返済策は非常に有効です。任意売却にはある程度のデメリットはあるものの、メリットに比べると非常に微々たる問題に過ぎず、任意整理に至っては費用面を含めデメリットらしいデメリットはありません。「住宅ローン返済できない!」となっても慌てず、これらを駆使して対応するようにするとよいでしょう。

このコラムが気に入ったら
ぜひ「いいね!」をお願いします♪

みんなに役立つ情報をお届けします。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

おすすめ法律事務所を探す

あわせて読みたい関連コラム

掲載中のコラムを見る